長尾弘先生プロフィール
長尾 弘 (ながお ひろむ) 1931~2007
- 1931年
大阪郊外の国分で農家の次男として生を受ける。まるで天使のような3歳~5歳の頃は、空飛ぶ蝶やトンボ、蛙を意のままにしたり、イタチやすずめと遊ぶ不思議な子供だった。しかし、成長と共に自我が芽生え、やがて不思議な力は次第に失われていった。
- 1947年
16歳で生家を出奔 国内航路の船乗りをはじめ、様々な職業を経て23歳の頃、岸和田市で毛布の製造販売業を営む。結婚後二女を授かる。以後、母から学んだ奉仕の心を受け継ぎ、永年にわたって地域社会への奉仕や孤児院への福祉を実践す。織物業のかたわら、神理を求めて幾星霜。様々な宗教を遍歴す。
- 1974年
「釈迦・イエスの教えの原点に帰れ」と説く高橋信次師とのご縁に触れ正法に目覚める。これを機に
して日々の心のあり方を追求・実践をし、人間の幸・不幸はすべて自らの心の作用の現れであることを悟る
- 1987年
東京公演を契機にして手弁当で日本各地に赴き、講演と癒しを行う。人々の幸せを願って身を犠牲にし、一年365日一日の休みもなく無償の行いをする自身のことを“愚か者”と称する。
- 1989年
ドイツへ癒しの旅を、又その後、ヨーロッパ諸国やアメリカ各地、アフリカをはじめ、世界各国へ癒しの旅を行う。
- 1991年
イタリアのミラノ市にて社会党(赤いバラ党)の党首であるフランコ・オスカー二氏よりミラノ名誉市民賞を受賞。
- 1994年
インドでは大統領官邸に招かれ会見。又、カルカッタではマザーテレサ氏より招聘を受け対談。
- 1999年
ブラジル・サンパウロ市より「最高文化功労十字賞」を受賞。日本政府より紺綬褒章を8回受章。
著書に、講演集『愚か者の独り言』Ⅰ、Ⅱ、Ⅲ(柳原書店)、『心経の解説』上、下、『真理を求める愚か者の独り言』(たま出版)『思いの中に生きる』(文芸社)がある。
晩年は癒しの旅のかたわら、書道家として確立される。
- 2007年10月25日 逝去
- 【プロフィールの補足】
47歳位の頃、毛布の製造販売業は繁栄されていたが、心のあり方を学ぶにつれ「あってもあってもまだ足りないという欲望を持って商売をすることが如何に愚かしいことであるか」ということを身を持って知り、意を決して事業を閉鎖された。
そののち、自らの心の内奥を厳しく見つめる為に近くの山に一人入山し、日々禅定に明け暮れる。苦しみの末に宇宙即我を体験したことから、ある日法灯を頂き覚者となられる。(この時の詳しい話はDVD「心の旅路」で語られておられます)
下山後、47歳で関西鍼灸専門学校へ入学後、国家資格を取得。また、整体治療の各種資格を取得し「浄心庵」を開院。
心の学びを実践に移したその頃から、幼い頃に宿った不思議な力が再び蘇り、常識を超えた不思議な癒しの力を発揮するようになる。以来、全国各地から訪れる難病奇病の人々を救い、数々の奇跡を見せている。